設立趣旨

現状わが国は、急速な少子高齢化が進展し、生産年齢人口の減少、65 歳以上の高齢者人口増加で社会保障負担が重くのしかかっています。少子化対策と元気な高齢者の社会進出のために多様で健全な働き方(過重労働防止及び長時間労働の抑制、短時間就労、有給休暇取得奨励、生産性向上、ワークライフバランスの浸透など)が求められています。
それには多様な個人(能力・男女・年齢・外国人)が適材適所で柔軟に働けるスマートワーク(賢い働き方)の推進が欠かせません。スマートワークの考えの基に、女性の更なる社会進出、シニア活躍、介護離職防止、両立支援対策などを積極的に推進する必要があります。
日本経済の基盤は企業数99.7%を占める中小企業と約70%を占める雇用者とその家族が支えています。今や、中小企業は大手企業の協力会社・下請け企業あるいは独自のブランド企業として海外でも活躍しています。その中小企業が人手不足、採用難、人材育成、後継者問題、働き方改革、生産性向上、健康経営などに真剣に取り組み推進しています。
私たちはこういった課題に取組む中小企業やそこに働く人々双方にメリットのある働き方の提案等通じて、正面から真摯に支援すると共に、地域の人々、行政や諸団体と連携してセミナーや学習会などを通じ諸情報の発信・啓発活動を行い地域社会の活性化に貢献したく今回NPO法人スマートワークを立ち上げることと致しました。
生産年齢人口減少に伴い定年の延長・廃止など生涯現役社会への流れが加速する中、企業や、地域社会の継続的発展には重要な資源であるヒトの能力を最大限に発揮してもらうことが必須です。そのためには、経営者、従業員、地域の関係者等個々人の健康増進運動(個人と家族のヘルスリテラシーの向上)と組織のヘルスリテラシーを高めてイキイキ、ノビノビ、ピチピチ働ける職場・社会環境を実現して行くことが求められているものと考えます。
以上の趣旨の下、私たちは様々な人たちが生き生きと働けるスマートワーク環境づくり支援を通じて、活力ある地域社会の実現に貢献したいと考えています。

特定非営利活動法人スマートワーク
代表 西山 徹